「ルックバック」こどもに見せて感想聞きたいなあ

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こんにちはーはるでーす!

今日はちょっと趣向を変え、「チェンソーマン」「ファイヤパンチ」などで有名な、藤本タツキ先生の新作読み切り「ルックバック」を拝見し思うところがあったので、ご紹介がてら記事に残しておこうと思います。

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「ルックバック」はどこで読めるのか

大事なことですが、ルックバックどこで読めるのか、ジャンププラスで読めます!無料で!!

もう最近はこの無料でなになにというのがあたりまえの世の中になってきてちょっと怖いです、、、

とにかく、無料期間は今日時点で残り29日となっているので未読の方は早く読んじゃいましょう

⬇ジャンププラスはこちらから

ルックバック - 藤本タツキ | 少年ジャンプ+
学生新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートからは絶賛を受けていたが、ある日、不登校の同級生・京本の4コマを載せたいと先生から告げられるが…!?
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ルックバックのあらすじはこんな話

主人公の「藤野」は小学生四年生の女子児童。学校新聞に漫画を掲載していて、スポーツもできるようなクラスでも人気者です。

そんなある日、不登校の「京本」も同じく学校新聞に漫画を連載する話に、印刷されてビックリ!とんでもない上手な絵なんですねぇ。

セリフは無いので漫画というより風景画のような感じなのですが、それを見た藤野は唖然。周りも藤野の絵は並ぶと普通という評価に、、、

ただここで諦めない藤野!自分と同い年で自分より絵のうまいやつがいるとは許せん!そこから黙々と絵の勉強をして画力向上に努めます。周りからとやかく言われても一心不乱に絵を描く。

絵の練習を続ける六年生になったある日、学級新聞で京本と並んだ自分の漫画を改めて見て悟ります。

「もうやめよう」

練習の甲斐あり藤野の画力が向上しているのは明らかなんですが、どうしても追い付けない京本の絵と比較して漫画を書くのをやめちゃうんですねぇ。そのまま昔のように友達と遊んだり、お姉ちゃんと一緒に空手に通ったり。

そんな日々が続きとうとう卒業式に。帰り際、先生から一緒に学級新聞の漫画を書いていたよしみで京本に卒業証書を届けて欲しいと頼まれる藤野。しぶしぶ京本の家へ向かいます。

引きこもり京本の家に着き、部屋から出てこない京本に偶然ながら漫画でエールを送ってしまう藤野。部屋に引きこもる京本も漫画を見てビックリ、部屋を飛び出しこういいます。

「わっ、わっ、私、藤野先生のファンです!サッ、サインをください!」

引きこもっていた京本はなんと藤野のファンだったんですね!担任の先生もそれを知っていて京本に漫画枠を開けてくれと頼んでいたのでしょう。

京本は学校新聞ながら好きだった藤野作品を次々と挙げ、藤野先生は天才だ!なぜ途中で描くことをやめてしまったのか。と問います。

それを聞いた藤野は、

「いや、漫画の賞に出すための作品を考えてるから」

なんてとっさにそんなことを言うんですね。それを聞いた藤野は見たい見たい!とまさにファンそのもの。

「話できたら見せてもいいよ。またね」

なーんて言って、追いつけない壁だった京本が自分のファンだったことを知り、雨の中踊りながら帰っちゃうくらいウッキウキで、辞めていた漫画をまた書き出すんですね。

今まで学校新聞上で並んでいただけだった二人の絵と物語が、ここから一つの漫画として交わり二人の物語として展開して行きます、どうなっていくのか!気になりますねぇ!

続きはぜひ漫画を読んでみてください!

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ルックバックのみどころはなにか!

なんで惹きつけられるのか、何がおもしろいと感じるのか、人それぞれだと思いますが私が感じたことをまとめます。

まず藤本タツキ先生の圧倒的画力!作中の藤田のキャラ、構成力と京本の画力のハイブリットなので当然ですね!

読めば分かりますが、いちいち語らないで登場人物の表情や動きで心の機微がこちらにも伝わり、あー今喜んでるな!とか照れてるなぁとか、すごく引き込まれるんですよね。

上述の藤野が初めて京本の絵をみたときの、まさに唖然!とした顔や。京本からファンだ天才だと言われ、照れている表情からのウッキウキな帰り道まで、いちいちセリフで言わなくてもこちらも藤野の気分にシンクロできるんですね。

また細かいなんだろう、日常というかそのあたりの書き方も引き込まれます。

藤野も京本も努力をしているんですね、本人たちがどう思っているかは別として。藤野も京本の絵に追いつくため、何年にも亘って、友達や家族から何言われても、スケッチブック何冊分にもなるようなぐらい絵を書き続けている描写がしっかり書かれます。それでも追いつけないと諦めた京本の家に行ったとき、藤野が目にするのはその何倍ものスケッチブックが置かれた廊下なんですねぇ。

ここまで引き込まれるものに出会えることは幸せですよね。物語の途中で二人が本当にやりたいことの違いから離れてしまう場面があるのですが、その頃には読んでいる自分も、藤野と京本それぞれの気持ちがわかるようになっていますから、なんだろうやるせなさと一緒に来るものがあるんですよねぇ。実体験でも経験したであろうリアルな何かなんでしょうね。

あえてもう一つ見どころを言うと、「ルックバック」という題名にもカラクリが仕掛けられています。背中を見ろ!とか後ろを見ろ!とか背景を見ろ!とかでしょうか。最後作中でも「背中を見て」=「ルックバック」という題名の4コマ漫画が出てきて、背中を押してくれるんですね。

洒落が効いているだけでなく、物語を通してのテーマにもなっていて、150pぐらいあるのですが一貫してこれもルックバックだ!とか改めて読むと思うコマがあり、まじで藤本先生天才だと感じれます!

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夏休み中に是非「ルックバック」読んでみて!

いかがでしょうか?

あまりこういう考察は書く気無かったのですが、読んで衝撃!ぜひ誰かにも見てほしいと思った作品です。

あまりネタバレしたくないのですが、悲しい話です。が一方、登場人物に心がシンクロし頑張ろうという気持ちにもどこかなる作品です。

何はともあれ、藤田や京本のようにココまではまれる何かを子どもたちには見つけてもらいたいなぁと思いますし、小学生の娘には単純に二人の関係で何か思うこともあるかもしれません。

単純に話自体もおもしろいので、一回読んで見せて、夏休みの宿題、漫画感想文として書いてもらうものありですかね!大人とこどもで読後の感想も異なるだろうなー。

ジャンプラを読み流していて偶然出会えた作品ですが、夏休み中くらいは無料期間みたいなので是非読んでみてください!

ファイヤパンチを同じく偶然見つけて最後までしっかり連載追って読んだ衝撃を思い出しました。天才藤田先生の次回作にも期待させていただきます。

ではではー。

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